2018年01月28日

アオナミ草子 236

大寒・末候(1/30-2/3) = 「雞始乳」 ニワトリ ハジメテトヤニツク
                 (鶏が卵を産み始める)

         お気に入り 俳・歌・柳 壇 
            
           < 俳 壇 > 八十の 身の影かたき寒さかな  (豊田市) 光 洋

                 冬木立 寡黙な人がなほ寡黙   (豊田市) 幸 子
                 
                 厳父より 慈父の厳しさ冬の草  (みよし市) 長
                 
                 正座して 膝に置く手に淑気満つ (豊田市) 幸 子
                 
                 まっすぐに 海風の来る野水仙  (東 区) 淳 子
                                       
                *******************************************************


    < 歌 壇 >  稼がない葉を捨てて冬を耐え
            メタセコイアに雪雲迫る     (瑞穂市)芳 郎

            祖父植えて百年を超す山茶花は            
            花なき冬を楽しめと咲く     (能登市)裕 幸
 
            遠山に初雪しろく見ゆる朝
            ひとりさみしき朝餉にむかふ   (広島市) 弘
                       
            東方の高層ビルだけ輝いて
            冬の夕日を充電してる      (稲沢市)ひろ子

            月かげの照りかがやける庭の木は 
            裸木となり寒々と立つ      (鳥羽市) 溪 子           
          
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 < 季節の画像情報 >  若草山・野焼き
 
 
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   < 川 柳 >  申告に 燃えるわずかな還付金   (雅 子) 

          センサーが 鈍る頭脳に喝入れる  (与利子)

          理不尽に ほえねばならぬ時もある (武 夫)

          遠吠えの 君も独りか寒の月    (ゆみえ)
    
          言うまいと 呑んだ言葉が顔に出る (益 子)
           
.< 虫食い川柳 >
 (前回の解答例)  e1. 忘  2. 確率  3. 悩  4. 買  5. 保存


 

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2018年01月23日

アオナミ草子 - 235

大寒・初候(1/20-1/24) = 「款冬華」 フユノハナ サク
                 (蕗の薹が蕾を出す)

         お気に入り 俳・歌・柳 壇 
            
           < 俳 壇 > 目覚めれば 夜半の星めく冬桜   (一宮市) 知 子

                 ゆっくりと 老ゆ葉牡丹の渦に雨  (国分寺市)春 生
                 
                 散ってなほ 命を色に冬椿     (豊田市) 光 洋
                 
                 雪掻いて 朝市に声出始める    (大垣市) 公 夫
                 
                 福達磨 転び上手を買ひにけり   (名古屋市)まき子
                                       
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    < 歌 壇 >  兵舎あとの教室にうたひしロシア
            民謡まづしくもわが青春なりき    (野田市)作 郎

            主亡き庭にしらうめ咲きにけり
            睦月の風をいとしむごとく      (座間市)孝 子

            やまひ多く幸うすかりし妹よ            
            夜半の目覚めにそれをし嘆く     (稲城市)佳 紀

            線路わきの僅かな土地に福寿草
            ここにも花を愛する人が      (名古屋市)  真 

            孫五歳いつの間にやらぼくという
            元気でいたいオレと言うまで     (奈良県)悦 子        
          
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 < 愛唱歌・画像情報 > ヴォルガの舟歌
 

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   < 虫食い川柳> 脳トレ -  エクササイス -

e1.■れ物 すじ道たてて 思い出す   
2. 予報士が 雨の■■ 膝に聞き  
3. 薬局は ■みを聞いて くれました 
4. 保険屋が いまの私を ■いに来る 
5. 発掘を しては■■に 悩まされ 

 
  
   ( 解答例 → 次回 ) 
     
 

 

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2018年01月18日

アオナミ草子 234

小寒・末候(1/15-1/19) = 「雉始雊」 キジ ハジメテナグ
                 (雄の雉が鳴き始める)

         お気に入り 俳・歌・柳 壇 
            
           < 俳 壇 > 注連明けの なき伊勢の国めでたけれ(鈴鹿市) 英 明

                 弟に 残して踏ます薄氷   (由利本荘市)昭 治
                 
                 送り出す 成人の日の子眩し (熊谷市)  醇 子
                 
                 明日は売る 牛に新藁厚く敷く(西尾市)  栄
                 
                 飴色の 匂い厨に鰤大根   (一宮市)  知 子
                                       
                *******************************************************
    < 歌 壇 >  初氷張りたるあした南西へ
            飛行機雲ひとすぢに伸ぶ     (水戸市)千 代

            歳月はわが散歩道に竹林を            
            三ケ所消して人を住まわす    (岐阜市)節 子

            箸を持ち字も書く老いの手来年も
            頑張りくれよと祈り爪切る    (四街道市) 章 子
                       
            母が逝き父逝き兄も亡くなりぬ
            七十八歳孤児となりけり      (羽曳野市)丈 二

            出来うればこの家にひとり最後まで
            小さな厨と森見ゆる窓       (所沢市)  栄 子           
          
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 < 季節の画像情報 > 
   

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   < 川 柳 > 老化です 骨が痩せてるレントゲン   (よこちゃん) 
          無理しない ように生きろと無理を言う(momoさん)
          頭脳線 あきらめ生命線を見る    (やすべえ)
          オクターブ 高いばぁばぁの笑い声  (みらいさん)
          花柄の 杖が足取り軽くする  (荻 原)
          老眼で ますます見えぬ赤い糸 (明日の風)

 < 虫食い川柳 >
 (前回の解答例)  d1. 気  2. 似  3. 上手  4. 詫  5. 美、麗、難  
.


 

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2018年01月13日

アオナミ草子 233

小寒・次候( 1/10 - 1/ 14) = 「水泉動」 スイセン ウゴグ゙
                   (地中で凍った泉が 動き始める)
 
         お気に入り 俳・歌・柳 壇
      
           < 俳 壇 > どぶろくに 獅子舞の脚揃わざる  (弥富市) 範 保

                断崖を 真っ逆さまに寒椿      (各務原市) 正 幸

                五十年 前の美貌に賀状書く     (町田市) 聖 文

                冬ごもり 愉しきものに広辞苑   (東海市)   浩 美

                峰々は 雪におほはれ山眠る     (名古屋市)  寿美子
                                    
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    < 短 歌 >   砂時計ひっくり返すのと同じ 
            命産むとは時を継ぐこと     (我孫子市) 裕 子

            散歩する夫婦と犬のシルエット  
            茜に浮かぶ冬の夕暮れ      (岡崎市) 俊 道

            一言の弁明もせず解雇受く
            力尽くして古希に至れり     (安芸高田市) 政 史

            六百の苺の苗を植え付ける
            首に小さなマフラー巻いて     (東栄町) 清 子

            入院の我の手を引く長男の
            逞しき手に病むも良しとす     (久喜市)田津子       
                                             
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 < 新春の画像情報 > タンチョウ(釧路)
   
   
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  < 虫食い川柳> 脳トレ -  エクササイス -

d1. 町風に 化けて一日 ■を晴らし 
2. 似顔絵は ■せると機嫌 悪くなる 
3. 聞えない ふりも■■に なりました 
4. 信頼を お■び上手で 取り戻す 
5. お見舞いの ■しいウソ ありがとう 
  
   ( 解答例 → 次回 )      



  
 

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2018年01月05日

アオナミ草子 232

小寒・初候(1/5 -1/9 ) = 「芹乃栄」セリ スナワチ サカヴ
                (芹がよく生育する)
 
「小諸なる古城のほとり」  -落梅集より-
                             島崎藤村

小諸なる古城のほとり          雲白く遊子(いうし)悲しむ
緑なすはこべは萌えず          若草も藉(し)くによしなし
しろがねの衾(ふすま)の岡辺(おかべ) 日に溶けて淡雪流る

あたゝかき光はあれど          野に満つる香(かをり)も知らず
浅くのみ春は霞みて           麦の色わづかに青し
旅人の群はいくつか           畠中の道を急ぎぬ

暮行けば浅間も見えず          歌哀し佐久の草笛(歌哀し)
千曲川いざよふ波の           岸近き宿にのぼりつ
濁(にご)り酒濁れる飲みて       草枕しばし慰む

              
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 < 新春の画像情報 >
  

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 < 川 柳 >   一二枚 妻の怪しむ年賀状    (よしお) 

          賀状来ぬ 友を憂えて茜雲   (久 令)         

          賀状来て 戦友も一病ありと言う  (増 夫)

          それぞれの 賀状ににじむ生の詩  (利 夫)

          腰痛が 温水歩行に尻尾振る     遊 子



 < 虫食い川柳 >
  (前回の解答例)  c1. 凶 2. 活  3. 愛  4. 妻、孫  5. 子供、主人
 



 

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2018年01月01日

アオナミ草子 - 231

冬至・末候(12/31 - 1/ 4) = 「雪下出麦」 ユキクダリテ ムギイズル゙゙
                   (雪ノ下で芽を出す)
 
         お気に入り 俳・歌・柳 壇
      
           < 俳 壇 > 太鼓橋 渡りて年の改まる  (名古屋) こと代

                先頭に 受験の子供初詣     (大阪市) 義 之

                妻はまだ 掌を合わせをり初詣  (名古屋) 豊 親

                子育ての 仕上げを託す受験校  アラフィ・ママ

                やわらかき 手に手を重ねお年玉 (日野市)  修
                                    
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    < 短 歌 >   あらたまの 年の若水くむ今朝は 
            そぞろにものの嬉しかりけり       樋口一葉

            いたつきの 長き病はいえねども 
            年の始とさける梅かも          正岡子規

            ふる里の旧友からの年賀状
            くせ字なつかし声出して読む     (長野市) 喜美子

            降臨のひかりのごとし竹林の
            はざま鋭く春の日そそぐ        (愛西市) 二 男                    
                                             
                ******************************************************  
 
 < 新春の画像情報 > 
  
 
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  < 虫食い川柳> 脳トレ -  エクササイス -

c1.正直な 神社だまたも ■が出る  
2金がない 話になると ■気付く   
3.■という とてもほこほこ した薬   
4.身ぎれいに しないと■が 恥をかく   
5.来客の 時は■■に 戻るボク       

  ( 解答例 → 次回 )      
   
         
   

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