2018年11月26日
アオナミ遊子 278
11月27日 ~ 12月1日 「 朔風(きたかぜ)葉(このは)を払(はら)う」
北風が木の葉を吹き払う頃。「朔風」は北の風という意味で、木枯らしをさす。
お気に入り 俳・歌・柳 壇
< 俳 壇 > からくりの 宗春踊る秋うらら (春日井市) 一 紀
コキア燃ゆ 恋慕深まる秋の色 (春日井市) 謙 二
御嶽の 山小屋の灯や秋深む (江南市) 定 子
藷好きの 犬と干藷分ち合ふ (綾瀬市) 義 隆
< 歌 壇 >
ひたすらに十九のわれを欲しと言ひ
六十五年添ひとげて逝く (笠間市) さと江
玉子かけご飯を食べて老人が
なぜとはなしに涙ぐむなる (龍ヶ崎市) 菜穂吉
おい行くべい妻の遺影に声をかけ
どこに行くにも乗せて連れゆく (福島県) 甚
秋雨に棘やはらかくぬれて咲く
むらさきさびし野あざみの花 (熊本市) 好 美
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< 虫食い川柳> 脳トレ - エクササイス -
b 1. 稲妻で 桜は■える ように見え
2. ■針で 稼ぐテレビの コマーシャル )
3. 定年を 前に■■の ドラマ見る
4. トイレから ■話ができる いい時代
5. 参観日 ■もつられて 手を挙げる
(解答例) → 次回
(前回の解答例)
a1. 花、夏 2. 宇宙、 3. 角 4. 腹 5. 伸、
2018年11月22日
アオナミ遊子 277
小雪・初候「 虹蔵不見 」
11月22日 ~ 11月26日「 虹(にじ)蔵(かく)れて見(み)えず」
陽の光も弱まり、虹を見かけなくなる頃。「蔵」には潜むという意味がある。
お気に入り 俳・歌・柳 壇
< 俳 壇 > 靴音の 乾きた朝寒の駅 (江南市) 定 子
此ぞこの 紅葉かつ散るをんな坂 (恵那市) 文 康
醂柿 軒に吊るされ老いにけり (みよし市) 昭 和
凍蝶の 翅を合はせて凛と死す (名古屋市) みちよ
< 歌 壇 >
衒いなき秋そのままの朝のきて
白き茶の花ふっくらと咲く (新城市) 京 子
豆腐屋の湯気漏るる路地を通り過ぎ
その豊かさに冬来るを知る (安城市) 昭 二
この月はいにしえからのものなれば
武蔵を照らしわれをも照らす (愛知・東浦) 俊 男
女流棋士のほほに触れゐし細き指
痛烈に打つ石の急所に (江南市) 倫 生
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< 虫食い川柳> 脳トレ - エクササイス -
a 1. 雲までが 愛敬を持つ ■のころ
2. 衛星も ゴミも■■を 回ってる
3. ■かくし しただけあって 角がある
4. レントゲン ■の黒さは 写せない
5. 忠告の 手紙丸めて また■ばす
(解答例) → 次回
(前回の解答例)
Z1. 燃、 2. 秒 3. 離婚 4. 電 5. 親、
黄葉イチョウ・種子
2018年11月17日
アオナミ遊子 276
11月17日 ~ 11月21日 「金盞香く 」金盞(きんせんか)香(さ)く
水仙が咲き芳香を放つ頃。「金盞」は金の盃のことで、水仙の黄色い冠を見立てています。
お気に入り 俳・歌・柳 壇
< 俳 壇 > 不器用に 生きて古希なり林檎剝く (浜松市) 立 夫
終活に 取り組む書斎そぞろ寒 (羽島市) 康 治
露の世と いへど晩節汚すまじ (埼玉県) 正 夫
とある日が あの日となりぬ草の花 (茨木市) 順 治
< 歌 壇 >
ラジオよりアベマリア流れ深まれる
秋の空気の真夜満たされる (瑞浪市) 義 光
犬連れて散歩している夫を見る
この一こまが何故か眩しい (稲沢市) ひろ子
旅立ちは誕生の如く何も知らずに
行きたく思う充分生きたから (西尾市) 玲 子
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< 虫食い川柳> 脳トレ - エクササイス -
Z 1. 稲妻で 桜は■える ように見え
2. ■針で 稼ぐテレビの コマーシャル
3. 定年を 前に■■の ドラマ見る
4. トイレから ■話ができる いい時代
5. 参観日 ■もつられて 手を挙げる
(解答例) → 次回
(前回の解答例)
Y1. 来 2. 不安、試着 3. 飯 4. 握 5. 夢、角、敵、口、数、欲 錆
2018年11月13日
アオナミ遊子 275
11月12日 ~ 11月16日 「 地(ち)始(はじ)めて凍(こお)る 」
大地が凍り始める頃。サクサクと霜柱を踏みしめて歩くのが楽しみな時期です。
お気に入り 俳・歌・柳 壇
< 俳 壇 > 秋灯 最初に消ゆる母の部屋 (一宮市) 邦 晴
写経する 筆の先まで菊日和 (春日井市) 準 侑
姿見に 映す人無き秋の暮 (稲沢市) 一 川
小鳥きて 嬉しき朝となりにけり (千種区) 和 子
< 歌 壇 >
訪日のひとのいっぱい並びたる
居酒屋交流 " 金沢おでん" (金沢市) 正 二
男らはあんなに煙草を吸っていた
白黒映画にもくもくと煙 (岡崎市) 啓 子
思慮深き彩になり来るすすきの穂
やがて心も風に揺るるを (新城市) 京 子
夫病めば妻にも病む顔もとむらし
世間って変ね マニキュアをする (名古屋市)美 紀
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< 虫食い川柳> 脳トレ - エクササイス -
Y 1. 行く道と ■る道のつく 春の芝
2. 似合うかと いうより穿ける かの■■
3. ご■だと いってはパンを 食わされる
4. お名前を 考えながら する■手
5. 歯車に なるには■が 多過ぎる
(解答例) → 次回
2018年11月06日
アオナミ遊子 274
11月7日 ~ 11月11日 「 山茶(つばき)始(はじ)めて開(ひら)く 」
山茶花(さざんか)の花が咲き始める頃。椿と混同されがちであるが、先駆けて咲くのが山茶花。
お気に入り 俳・歌・柳 壇
< 俳 壇 > 湖を 合せ鏡に紅葉かな (大阪市) 宣 雄
秋晴れや 妻達の声竿越しに (大府市) 輝 人
教室の 窓開け放つ鰯雲 (和歌山市) 国 光
猫と待つ 夫の退院夜長し (三重・大紀) 雪 緒
< 歌 壇 >
風にのり風にとぎれて聞こえくる
越中八尾の風の盆唄 (上野原市) 文 和
草笛で「ふるさと」吹けば聞こえてか
川向うから手振ってる人 (奈良県) 三 郎
秋の夜は赤のワインがよく似合う
紅葉の山思いつつ飲む (豊明市) 久 子
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.< 虫食い川柳 >
( 前回の解答例)
X1. 1. 玉、竹 2. 消 3. 頭、心、 4. 家族 掃除 5. 無