2018年12月27日
アオナミ遊子 284
冬至 ・次候 「麋角解 」
12月27日 ~ 12月31日 「 麋(さわしか)角(つの)解(おつ)る 」
・鹿の角が落ちる頃。「麋」は大鹿のことで、古い角を落として生え変わります。
お気に入り 俳・歌・柳 壇
< 俳 壇 > 辻立ちの 僧うごかざる年の暮 (成田市) あゆみ
霜柱 サクサク踏みて捨てし過去 (西尾市) リ エ
焚火して 厭なことみな忘れけり (東京都) 美 範
病む妻の 節の思案や年の暮 (福井県) 月 見
< 歌 壇 >
孫の夢今日も見たよと言う我に
俺は居たかといつも夫問う (福山市) 静 江
光りたるメール次々消しゆけど
また溢れだす冬の銀河へ (石川・能登) 裕 幸
この年の悲しみすべて清めつつ
雪は降り積む大晦日の夜 沙 羅
二十一本残る歯でしみじみと
年越しそばを老いは味わう (池田市) 広 行
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< 虫食い川柳> 脳トレ - エクササイス -
h 1. 運を■る 餌凡人の 眼に見えず
2. 蟹■■ 出されてからの 無言劇
3. ■カメラを 飲ませてみたい ビルがある
4. ■りかけに したい食後に 飲む薬
5. 順番に 風邪をひき終え ■を待つ
(解答例) → 次回
カンパニュラ・花ことば「 」 仏像清め・中尊寺
(前回の解答例)
g1. 女、 2. 回、帰 3. 解説 4. 黒、色、 5. 筆、指、
2018年12月21日
アオナミ遊子 283
冬至 ・ 初候「 乃東生 」
12月22日 ~ 12月26日 「乃東(なつかれくさ)生(しょう)ず」
・夏枯草が芽をだす頃。夏至の「乃東枯」に対応し、うつぼ草を表しています。
お気に入り 俳・歌・柳 壇
< 歌 壇 > 共に歩み慈愛に満ちし天皇の
退位日決まりさびしかりけり (昭和区) 秀 信
散歩する夫婦と犬のシルエット
茜に浮かぶ冬の夕暮れ (岡崎市) 俊 道
出来うればこの家にひとり最期まで
小さな厨と森見ゆる窓 (所沢市) 栄 子
< 俳 壇 > 注連づくり 仕上げに稲穂垂らしけり (北名古屋市)ゆうや
禅僧も サンタになりぬクリスマス (福井県) 月 見
クリスマス 馬房に届く蒸しタオル (小平市) 寛 子
鮭遡上 みな故郷へ傷を持ち (流山市) 渓 霞
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< 虫食い川柳> 脳トレ - エクササイス -
g1. 着替えると 女房なかなか いい■
2. 澄んだ目で モデルルームを 見て■る
3. 三歳の ■■付きで 見るアニメ
4. 茶髪にも 飽きて戻った 元の■
5. リハビリの ■でかいてる ありがとう
平成最後の天皇誕生日
(解答例) → 次回
(前回の解答例)
f1 着、 2. 人、 3. 額、家 4. 暖冬
2018年12月16日
アオナミ遊子 282
大雪・末候 「鱖魚群」
12月17日 ~ 12月21日「鱖(さけ)の魚(うお)群(むらが)る」
・ 鮭が群がって川を上る頃。川で生まれた鮭は、海を回遊し故郷の川へ帰ります。
お気に入り 俳・歌・柳 壇
< 俳 壇 > 北風や 川沿い歩くリュックサック (大口町) 年 造
暮かすむ アートの町やのれん柿 (田原市) よし子
ドアノブに 下げられてゐし柚子十個 (神戸市) 勝 子
白魚の 指がしなって王手飛車 (常滑市) 正 司
< 歌 壇 >
梵鐘の響野面を渡り行き
夕焼け早く昏れゆきにけり (羽島市) 清 平
過去ばかり心を占めて生きる老い
命ほろほろとまた冬がくる (愛西市) 二 男
命終えかぜにころがるオニヤンマ
おまえは遺伝子を残せたろうか (奈良県) 品 子
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< 虫食い川柳> 脳トレ - エクササイス -
f1. 恋女房 母の着物を ■せるなり
2. 考える ■のあくびを 見てしまう
3. 自画像を 残す大きな ■を買う
4. ■■と 言ってた筈よ 気象庁
5. お宝を 自慢する人 ■す人
「タンチョウ」
(前回の解答例)
e1. 恋、春 恋 2. 動物 3. 流 4. 耐、 5. 汗
2018年12月11日
アオナミ遊子 281
12月12日 ~ 12月16日 「熊(くま)穴(あな)に蟄(こも)る」
・熊が穴に入って冬ごもりする頃。何も食べずに過ごすため、秋に食いだめをします。
お気に入り 俳・歌・柳 壇
< 俳 壇 > 土よりの使者と 大根なりにけり (豊橋市) 弘一郎
ほこほこと 切干乾く日和かな (東 区) 淳 子
背を向けて 焚火の会話続きをり (春日井市) 青 夏
美しく 枯れてみたいと待つ余生 (天白区) 恵 子
< 歌 壇 >
ささやかな奢なりけり妻とわれに
ほどよき数のいちじくは熟る (下関市) 利 治
幸せがこの手にあるを知りつつも
失せたる物を今日も探しぬ (豊橋市) 昌 宏
おちこちの屋根にまだ乗るブルーシート
青空よりも青きが悲し (茨木市) 勝 子
やはらかき針といふものあるべしと
浴びたる言葉を反芻しをり (愛西市) 二 男
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< 虫食い川柳> 脳トレ - エクササイス -
e1. ■の闇 娘は顔に 灯をとぼし
2. パパと行く ■■園は 馬ばかり
3. ねがっても なにもかなわぬ ■れ星
4. 子に習う パソコンじっと ■えている
5. ■かかぬ マウスが稼ぐ 億の金
ポインセチア (解答例) → 次回
(前回の解答例)
d1. 番、 2. 役 3. 眉、 4. 世界、地球 5. 笑
2018年12月06日
アオナミ遊子 280
12月7日 ~ 12月11日 「閉塞(そらさむく)冬(ふゆ)と成(な)る」
空が閉ざされ真冬となる。空をふさぐかのように重苦しい空が真冬の空です。
お気に入り 俳・歌・柳 壇
< 俳 壇 > なんとなく 受話器見ている秋の夜 (国分寺市)朋 子
ためらはず 一対となれ赤とんぼ (青森市) 豊 彦
小春日に 仕事投げ出し陽と遊ぶ (中津川市)泰 子
酒提げて 父母の墓訪ふ菊日和 (江南市) 和 美
< 歌 壇 >
思はざる戦果に酔ひし開戦日
われ十六の霜白き朝 (ひたちなか市) 三喜男
星屑の降りたる如く金柑は
輝き庭の秋静かなり (名古屋市) 芙美子
屋敷木の柿熟るるなり山裾の
小集落に秋日あまねし (横浜市) 侑
一人さ夜かなしむときに吾が老いを
あはれむごとく梟が鳴く (土浦市) 覚
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< 虫食い川柳> 脳トレ - エクササイス -
d 1.賑やかで 淋しい名なり 二■茶屋
2. 高齢化 ボクもひと■ 買っている
3. ■のない 顔とばったり ゴミ袋
4. 核の傘 たためば広く なる■■
5. 合格の いちにち■う ことばかり
(解答例) → 次回
(前回の解答例)
c1. 春、 2. 初 3. 掃除、競技 4. 叱、 5. 痩
「ヴォルガの舟歌」
2018年12月01日
アオナミ遊子 279
12月2日 ~ 12月6日 「橘(たちばな)始(はじ)めて黄(き)ばむ」
橘の実が黄色く色づき始める頃。常緑樹の橘は、永遠の象徴とされています。
お気に入り 俳・歌・柳 壇
< 俳 壇 >黙深し ダム湖に映る枯芒 (昭和区) 巳 好
他人めく 冬夕焼けの中の妻 (愛西市) 二 男
草の花 目立たぬ色でありにけり (豊田市) 幸 子
馥郁と 残菊の香や火に帰す (大垣市) 誠 一
< 歌 壇 >
うきうきと嬉しきことありスキップを
踏めばよろける七十五歳 (北区) 幸 子
いいコシをしてるだなんて
蕎麦打ちの喜びそうなセリフとは (名東区) 茂 平
たわむれに石を投げれば静かなる
海面の月がのびちぢみする (鳥羽市) 溪 子
円形のガラスのビルが夕焼けの
空に輝く雲を映せり (春日井市) 準 侑
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< 虫食い川柳> 脳トレ - エクササイス -
c1.いつかいい ■におもては なっている
2. ■めての デートどっちも 早く来る
3. 掃き■■ ではないあれは カーリング
4. 正座して ■ってくれた 父の膝
5. ■せる本 出して肥えてく 出版社
(解答例) → 次回
(前回の解答例)
b1. 燃、 2. 秒 3. 離婚 4. 電 5. 親、