2015年12月19日

遊子のGコーラス (洋々園) - 111 ー

12/18(金) ・施設訪問「洋々園」にて演奏

     

~第一部~
①わが歌  ②埴生の宿  ③里の秋  ④夕焼けこやけ  ⑤旅愁  ⑥雪の降る街を                      
~第二部~ みんなで歌いましょう !
① 冬景色   ② ペチカ  ③ 雪  ④ お正月
~第三部~ 
①きよしこの夜  ②もろ人こぞりて  ③荒れ野にみ使い  ④春のたより  
⑤コキリコ節    ⑥斎太郎節     (涙君さよなら)
 
演奏曲資料 33 「お正月」  <関連情報>

『お正月』は、瀧 廉太郎 作曲による日本の唱歌。(東くめ 作詞)

・ 瀧 廉太郎(たき れんたろう/1879-1903)は、23歳の若さでこの世を去った天才作曲家。代表作は『荒城の月』、『箱根八里』、『花(春のうららの隅田川)』など。

・作詞者 東くめ【ひがし・くめ】 旧姓 由比(ゆい)くみ 明治10年(1877)6月30日 和歌山生まれ。
 くめ は 優秀な成績で 音大を 卒業 すると 女学校の音楽教師になります。 そんな明治32年 くめ 22歳の時 教育者の 東基吉【ひがし・もときち】と 結婚 、 東くめ と なります。
 夫の基吉は 日本の幼児教育の 第一人者として 知られた人物 。そんな 基吉が 最も 力を入れていたのが 幼稚園唱歌でした 。当時の唱歌は 幼稚園児が使わない文語体の 難しい詞で 意味もわからず 歌っていた 幼稚園児 。

  基吉は これでは いかん もっと 簡単には わかりやすく 児童が 理解できる言葉の唱歌を 作らねば と 考え 妻のくめと 新しい唱歌作りを 始めます。 そんな時 作曲家として 名前が知られてきていた 滝廉太郎を 自宅に 招き 相談します 。

 滝は くめ の 文学的才能を 高く評価していた 滝は 、【くめさん 優しい言葉で 詩を書いてください その詩に 僕が曲をつけましょう】。 こうして 話しは まとまり 、東くめ と 滝廉太郎は 動き出したのでした 。
 【『幼稚園唱歌』を作った人々】
 『幼稚園唱歌』の着想ならびに企画・準備は、瀧廉太郎と、東京音楽学校(現・東京芸術大学音楽学部)で瀧より二級上の東くめ、そして、くめの夫の東基吉、瀧の親友で二年後輩の鈴木毅一の四人が相談し、協力し合って作ったものです。

 当時、東基吉は女子高等師範学校(現・お茶の水女子大学)助教授と附属幼稚園の批評掛を兼任していました。基吉は、従来の幼児唱歌に疑問を抱き、幼児のための新しい歌を求めていました。この唱歌集の発案者です。そのことを夫人のくめに相談しました。
 東京府高等女学校(後・東京府立第一高等女学校、現・都立白鴎高校)助教諭のくめもまた、夫の基吉が奉職中の女子高等師範学校の附属幼稚園で、幼児が歌っている歌の歌詞が文語体で難しいので、子供たちが日常使う言葉で楽しい歌を作ろうと考えていました。
くめは、夫の基吉に瀧を紹介しました。瀧とは、それ以前にもコンビで『納涼』『四季の瀧』などの曲を作っている親しい関係でした。  これに、瀧の親友の鈴木毅一が加わりました。

 <追加資料>
ア.  くめの生家は 代々家老職を 務めていた 旧家で、 幼い頃から 和歌や 漢文など文学に親しむ少女でした 。 そんな くめ の人生を変えたのが 大阪女学校時代に 出会った ピアノの音色に 魅了され 音楽の道に進みたいと 12歳の頃 叔父を頼って上京 明治22年 東京音楽学校に入学 。
 ここで 音楽の才能を 開花させます 。 この時 二級下にいたのが 後に くめ の 人生を大きく変える 滝廉太郎でした。 お互いに 才能を 認めあい この頃から くめの書いた詩に 滝が 曲をつけるなど 交友を 深めていきます 。

イ,  【『幼稚園唱歌』の特徴】
  全二十曲を収録したこの唱歌集は、子供たちの興味関心を引き出すため、身近な風物や童話から取った題材を織り交ぜ、四季の順に配列されています。当時の唱歌集が美文調の文語体で単音無伴奏なのに対し、話し言葉と書き言葉を同じにした「言文一致」のやさしい口語体の歌詞と、活動的な子供たちの要求に応えるため、軽快な旋律に「伴奏を付けた曲」を掲載したのが特徴です。
 子供の歌で伴奏の付いた最初の唱歌集です。弾きやすくするために簡易な伴奏となっている。言文一致の歌詞だけでなく、音楽面にも配慮していたので、歌った子供たちは大喜びをしました。

 【全二十曲の構成】
  『幼稚園唱歌』は 四季の順に二十曲が収められています。また、口語体のわかりやすい歌詞に、ヨナ抜き長音階を基本  音階として作られた平易な旋律がついています。
  <各作品の作歌者・作曲者とその配列。>
   「ほーほけきょ」   瀧廉太郎作歌   瀧廉太郎作曲
   「ひばりは歌ひ」   東クメ作歌    瀧廉太郎作曲
   「猫の子」      鈴木毅一作歌   鈴木毅一(きいち)作曲
   「鯉幟(こいのぼり)」 東クメ作歌     瀧廉太郎作曲
   「海のうへ」    東クメ作歌    瀧廉太郎作曲
   「桃太郎」      瀧廉太郎作歌    瀧廉太郎作曲
   「白よこいゝゝ」   鈴木毅一作歌   鈴木毅一作曲
   「お池の蛙」     東クメ作歌    瀧廉太郎編曲(ドイツ曲)
   「夕立」         東クメ作歌    瀧廉太郎作曲
   「かちゝゝ山」     東クメ作歌    瀧廉太郎作曲
   「水遊び」      瀧廉太郎作歌    瀧廉太郎作曲
   「鳩ぽっぽ」    東クメ作歌    瀧廉太郎作曲
   「菊」        東クメ作歌      瀧廉太郎作曲
   「雁」        瀧廉太郎作歌     瀧廉太郎作曲
   「軍(いくさ)ごつこ」東クメ作歌      瀧廉太郎作曲
   「雀」        佐佐木信綱作歌    瀧廉太郎作曲
   「風車(かざくるま)」 鈴木毅一作歌     鈴木毅一作曲
   「雪やこんゝゝ」  東クメ作歌      瀧廉太郎作曲
   「お正月」      東クメ作歌      瀧廉太郎作曲
   「さよなら」     東クメ作歌      瀧廉太郎作曲

・ 遊子の脳トレ- エクササイズ

 111      #210 目も耳も 口もどんどん□ くなる 
        #211 政治家へ □ □となった週刊誌  
        #212 □ 吐いて 吐いてウエスト計らせる

          #210 →  悪  #211 → (次回)  #212 → (次回 )                     
          前回分    #208→ 要領   #209→ 疲  
  




Posted by あおなみ遊子 at 12:10│Comments(0)TrackBack(0)

この記事へのトラックバックURL

http://ynami.mediacat-blog.jp/t113517