2019年08月30日

アオナミ遊子  326 k

処暑 ・次候  8/28~  
「天地始粛 」 てんちはじめてさむし
ようやく暑さが静まる頃。天気図には秋雨前線が登場し、冷たい空気とともに秋を運んできます。とはいっても、日中はまだまだ暑く、夏の気候が続く。
 
<虫食い川柳>
  脳トレ エクササイズ   8.30 
*真夜中の 寝汗が起こす▢▢がある
*青春が 徹夜で▢▢ 人生語らせる
* ▢▢ の ライトアップに焦る夜
*▢▢ して ネットの海から帰れない
*真夜中の ▢▢ カメラへ身繕い
* ▢▢ 夜へ 月は童話を紡ぎだす
* 夜はいつも 回り▢▢ の上にある
 
                                      
 
8.30
 

   →過去  →人生 →突然  →徹夜   →監視  →十五 →舞台        「 夜」

     お気に入り   「俳・歌・柳 壇」     326 
 
       炎天を 老いの孤独に耐へてゆく      (金沢市)  寛

       炎帝に 打って出る覚悟われは決め
       口に放り込む塩飴一粒          (春日井市) 広 之

       生涯の耳鳴りとなり残りけり
       かの終戦の日の蝉しぐれ        (春日井市) 金 子

 
                                                          
    詩歌折々
 
        モンブラン 登るゴンドラななかまど    ~ くまさん

        アイガーを 丸ごと洗ふ夕立かな     中村 忠夫
 
        レマン湖や 爽けく古城映しをり      ~ くまさん

        そうかひとりになりに来たんだ山頂に
        じっと座って亡き友想う      (名古屋市) 武 朗

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 画像情報 830  「スイス」 「ライン川」  

          
  

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2019年08月22日

アオナミ遊子  325 J

処暑 ・初候  8/23~  
「綿柎開 」 わたのはなしべひらく
暑さが収まる頃。綿を包むガクが開き始める頃 

<虫食い川柳>
  脳トレ エクササイズ   823 
   *卵にも 風雅押しつけ ▢▢ 蕎麦
   *一卵性 双生児にも ▢ と暗
   *投げられて 卵は ▢▢ になっていく
   *真っ白な  ▢▢ が医者の卵だね                 
   *半熟に すると卵も ▢ っぽい                 
   *▢▢ たまご 中途半端な女です                 
   *わたくしは 卵扱い▢注意

                                      
 823 

   →月見  →明  →武器  →白衣   →色  →温泉 →要        「 卵」

     お気に入り   「俳・歌・柳 壇」     325 

      日差しまだ 手をかざすほど秋あかね  (由利本荘市) 蕗 州

      子に薄き 口髭キャンプより戻る    (佐野市) すみ子 

      乙女らに 白き脛あり夏の浜      (青森市) 彦 季

      風鈴の 無口となりてしまひけり    (さぬき市) 典 子

        
                                                          
    詩歌折々   

       蓮咲くや 弾痕深き城の門   (名古屋市) 恵美子   

       小面に 火影の揺るる薪能   (名古屋市)  肇

       取り取りの 扇子の揺るる幕間かな (西尾市)六 健

       名城の 堀の葉陰を姫蛍    (名古屋市) 康 治

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 画像情報 8/23  
               


  

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2019年08月13日

アオナミ遊子  324 i

立秋 ・次候  8/13~  「寒蝉鳴」 ひぐらしなく
カナカナと甲高くひぐらしが鳴き始める頃。日暮れに響く虫の声は、一服の清涼剤  

<虫食い川柳>
  脳トレ エクササイズ   813 
  * 信楽の タヌキと▢ を比べ合う                        
  *この国を 治める腹の無い▢▢                       
  *腹八分 ▢▢ だけなら知っている                     
  *腹八分 いつも▢▢に決意する                         
  * ▢▢▢は 私じゃなくて腹の虫
  *▢▢品 腹に入れば皆同じ                            
  *公然と 妻は▢▢持ち歩く  
 
                                      
 813 

   →腹  →議員  →言葉  →食後   →不機嫌  →値引 →別腹        「 腹」

     お気に入り   「俳・歌・柳 壇」     324 

        小さき手幼は合わせなに祈る
        われより長く頭垂れるも         (弘前市)  正 史

        うら若き 棚経僧のリュックかな     (江南市) 定 子

        夕蝉の 聲波となり風となり      (伊万里市) 南 嶽

        夕焼けに 映ゆる農夫の笑顔かな   (ドイツ)  洋 子
        
                                                           
    詩歌折々   
           夕闇に 母をとらへし帰省かな    ~佐藤林太呂

           鳴く蝉の命の限り鳴く声は
           夏のみそらにひびき沁みけり     ~岡本かの子

           油蝉しきなく庭のあをしばに
           散りこぼれたる白萩の花       ~長塚  節

           「さうだね」と「さうかな」の二語のみ使ひ
           子に考ふる時間を与ふ      (春日井市) 広 之
       
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 画像情報 8/13 
 
  
     

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2019年08月06日

アオナミ遊子  323 h

立秋 ・初候  8/07~  「涼風至」  すずかぜいたる
夏の暑い風から、秋の涼しい風に替わりはじめる頃。
まぶしく輝いている太陽も日射しを和らげ、夕方に鳴く虫たちの音色も涼しさを演出してくれます。
  

<虫食い川柳>
  脳トレ エクササイズ   808 
    *玄関灯 電気に▢▢を頼む旅
    *節電を 熱中症が▢▢する
    *▢▢を 始めるまえに消す電気
    *充電に ▢▢と酒は欠かせない
    *ビビビッと ▢▢走る夏の恋  
    *停電の せいで▢▢してしまう
    *▢▢か 妻が朝から動かない

 
                                      
 808 

   →留守  →威嚇  →怪談  →昼寝   →電流  →告白 →節電        「 電気」

      お気に入り  「俳・歌・柳 壇」 323 
 
        遠花火 朝まで語り合ひし日も    (和歌山市) 秀 昭

        麻のれん くぐる手つきも馴じみたり  (宮崎市)  長 汀

        老いしいま誰にも優しくできること
        不思議な思ひにわれと驚く        (下関市)  利 治

        床の艶 柱の艶や盆支度       (河内長野市) 克 毅
        
                                                          
    詩歌折々
                  
         おかっぱの頭(づ)から流るる血しぶきに
         妹抱(いだ)きて母は阿修羅に    ~村山 季美枝

         折鶴に いのち吹き込む原爆忌   ~平岡しづこ    

         広島忌 平和の鐘を撞く少女     ~吉田 未灰      

         子を抱いて 川に泳ぐや原爆忌    ~ 林  徹

         広島がカタカナになる夏の日の
         静かな雨に濡れる折り鶴        ~井田 寿一

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 画像情報 8/07 
   

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2019年08月02日

アオナミ遊子  322g                      

大暑・ 末候 8/ 2~ 
  「大雨時行」  たいう ときどきふる  
 ときどき大雨が降る頃。むくむくと湧き上がる入道雲が夕立になり、乾いた大地を潤します。

<虫食い川柳>
  脳トレ エクササイズ   802 
   *夏休み ネットの海に子は▢ れ
   *夏休み あけて一皮むけた▢
   *夏休み だから▢ さん休めない
   *父さんが カレーを作る ▢▢ み     
   *夏休み 親の ▢▢ 試される
   *夏休み 働くママの ▢▢ 場
   *夏休み 終わるとママの ▢▢ み
  
                                      
 802 

   →溺  →顏  →母  →夏休   →学力  →正念 →夏休        「# 夏休み」
 
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      お気に入り  「俳・歌・柳 壇」 322 

       川風に ビールの泡の吹かれけり   (アメリカ) 幾久子

       一卓も 二卓も女生ビール       (長野市) 展 子

       半世紀「いろいろお世話になりました」
       七十九歳運転卒業す          (横浜市) 一 也
       
       施設から姿消したる古老や
       歩み行きたる先は自宅跡       (須崎市)  泰 佑

       七夕や 不治を悟れば何願ふ    (君津市)  尚 之

    詩歌 折々
  

  帆を上げて まだ出ぬ舟の朝曇り  ~ 林  翔
    
  古き帆を 張り炎天の風恃む     ~津田 清子

  我が母の袖もち撫でて我が故《から》に 
  泣きし心を忘らえぬかも
                ~物部乎刀良 『万葉集』 巻20-4356 
 
 画像情報 802 

     

  

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