2018年03月09日

アオナミ草子 242  

啓蟄・初候(3/ 6 - 3/ 10) = 「蟄虫啓戸」 チッチュウ コヲヒラク 
                 (冬籠りの虫が出て来る)

            お気に入り 俳・歌・柳 壇 
                 
           < 俳 壇 > 神童の かぼそき返事卒業す  (さいたま市) 明日香
                 
                 校長の 眼鏡にうつる春のかぜ  (東 京)  正 信

                 川舟の 棹さす雫風光る     (みよし市) 茂 直
                 
                 大河とは 知らず落椿流れゆく  (津 市)  健 次
                                          
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    <短 歌>   しくじりを労わるようなそばつ雨
            音なく落ちて音なく止みぬ      (天白区) 清比古
          
            悲しみの尽くることなきわが旅路
            うれひの雪は今日も身に降る     (盛岡市) 春 元

            柔かいトゲ放つワザ身に着けて
            いじめられないように生きている   (長久手市)美奈子

            つぎつぎと吹きい出でくればただに巻く
            綿菓子づくりのごときわが過去    (東金市) 寒 苦
                              
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 < 画像情報・あれから7年> 海よ命よ 安らかに

 
  
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    < 川 柳 > 春めぐる うれし涙の走馬灯   (泰 子)

          八十路入り 人生切符まだ燃える (まさ江) 

          一枚の 切符が曲がり角で待つ  ( 武 )

          半券に 甘い余韻を忍ばせる    (珠 美)

          完全に 一致のはずが蚊帳の外  (米 助)
    
          
   .< 虫食い川柳 >

 (前回の解答例)   h1. 道、  2. 財布  3. 昼  4. 降  5. 逃




  

Posted by あおなみ遊子 at 07:31TrackBack(0)