2017年03月08日

遊子のエクササイズA ー 196 ー

 啓蟄・初候 (3/5 - 3/9)  =「蟄虫啓戸」= 
              ちっちゅう こをひらく
 名古屋Gエイジコーラス・練習会( 3/3 )
  1.荒城の月  2.遙かな友に  3. 昴   4.十二人の盗賊 
  5.叱られて  6.故 郷    7.小さな草  8.(春の小川、北国の春、星影のワルツ)

  <Gコーラス愛唱曲・画像 > ⓬  「遙かな友に 」

   
・磯部俶作詞・作曲の「遥かな友に」は、1951年、当時すでに早稲田大学グリークラブのOBでありかつ指導者であった磯部が、メンバーと共に神奈川県の­道志川沿いの津久井渓谷(現:相模原市緑区)の夫婦園で夏合宿をしていた時、なかなか寝ない部員たちを鎮めるために即興でつくったといわれる。

・1982年、津久井町(現:相模原市)でボニージャックス公演が開かれたとき、地元に呼びかけ、早稲田大学グリークラブのOBらも協力して、1986年7月13日に「遥かな友に」の詩碑が建てられた。場所は作曲地夫婦園ではなく、少し離れた「緑の休暇村」である。これを機に津久井町は「合唱の里」宣言を行い、1992年から毎年敬老の日にこの場所で磯部俶記念「遥かな友に」道志川合唱祭が開­催されている。

・写真は、この曲の発祥の地に建てられた歌碑
 この名曲は、男声合唱のみならず、女声合唱・混声合唱にも編曲され、多くの人々に親しまれている。

・男声カルテット「ボニージャックス」は、磯部俶が名付け親であり、メンバー4人の結婚式の媒酌人は全員磯部夫妻が務めた。

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196    お気に入り 俳・歌・柳 壇   

       < 俳壇 >   もう一度 空を舞う夢老ひばり  (重 司)
              究極の 幸せ探す迷い鳩     (紀 生)

              老いてなお 輝いている好奇心 ( 明 )

              敬老の 精神がない説明書    (大 禮)

              辞書さがし 眼鏡をさがし字をさがす (準 侑)
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196
    音読・脳トレ -  エクササイス - 
     声に出して読む・・・鍛え抜かれ、涵養にみちた言葉を朗誦すると心と身体が丈夫になる。

J1   「小諸なる古城のほとり」    < 島崎藤村 >
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小諸なる古城のほとり
雲白く遊子(ゆうし)悲しむ
緑なすはこべは萌えず
若草も籍(し)くによしなし
しろがねの衾(ふすま)の岡辺(おかべ)
日に溶けて淡雪流る

     あたゝかき光はあれど        暮行けば浅間も見えず
     野に満つる香(かおり)も知らず    歌哀し佐久の草笛(歌哀し)
     浅くのみ春は霞みて         千曲川いざよう波の
     麦の色わずかに青し          岸近き宿にのぼりつ
     旅人の群はいくつか         濁(にご)り酒濁れる飲みて
     畠中の道を急ぎぬ          草枕しばし慰む
              

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Posted by あおなみ遊子 at 08:34Comments(0)TrackBack(0)