2016年11月17日

遊子のエクササイズB  - 178 -

178           お気に入り 俳・歌・柳 壇
                                            

       夕風の すすき野にゐて旅人めく   (名古屋)  金 一

       振り返る ことなく歩む秋遍路    (豊橋市)  弘一郎
                 
       熟れ柿の ポタリと落ちて座りけり   (津 市) 保 夫
  
       前向きに 生きる独りの灯を点す   (鳥羽市) たみ子

       朝寒や 淡き湯気立つゆで玉子    (守山区) 知 津

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< 季節の画像 >    ④ イチョウ 
     

< イチョウの語源・由来 >
 ・葉がカモの水掻きに似ていることから、中国では「鴨脚」といわれ、「イチャオ」「イーチャオ」などと発音された。これが日本に入り「イーチャウ」を経て「イチョウ」になった。歴史的仮名遣いは「いてふ」とされてきたが、これは葉の散るさまが蝶に似ていることから「寝たる蝶(いたるちょう)の意味で「イチョウ」になったという説や、「一葉(いちえふ)」を語源とする説が定説となってきたことによるもので、これらの説が否定された今日では「いちゃう」が歴史的仮名遣いとなっている。
 また、漢字の「銀杏」は実の形がアンズに似て殻が銀白であることに由来している。

 ・原産地は中国で、、日本へは鎌倉時代以降に伝わったとされている。

 ・イチョウの栽培が始まったのは、中国の宋の時代11世紀ごろだといわれている。その実は「銀杏」として大変重宝され、
 元の時代に栽培化が進み、中国でポピュラーとなり一般庶民にも食べられるようになった。

 ・イチョウは街路樹など、全国で普通に見かける樹木だが、分類上は奇異な位置にあり、例えば広葉樹・針葉樹の区分では如何にも広葉樹に該当しそうだが、むしろ特殊な針葉樹にあたる。 
 イチョウ科の植物は中生代から新生代にかけて世界的に繁栄し、世界各地(日本では山口県や北海道)で化石が出土しているが、氷河期にほぼ絶滅し、イチョウは唯一現存する種である。

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 ・ 遊子の 脳トレ- エクササイズ

 < 虫食い川柳> ・・・ 珍答誤答は当たり前 ! 原句をあてる、
         正解を得るのが主目的ではなく、ことばをいろいろ考える楽しみ。
         原句よりすてきな句になることも ! 
178
C 1 遺言を 見直している ■■ 日 
 2 手の届く ところに置いた ■ 心
 3.台所 妻の機嫌が ■ になる 
 4.■ せに 成りそこなった 辛い字だ 



 *****  解答  1. 敬老 、誕生  2. 親 下  3. 音、歌 味  4. 幸 *****


  

Posted by あおなみ遊子 at 10:18Comments(0)TrackBack(0)