2016年10月14日

遊子のエクササイズA - 170 -

170         お気に入り 俳・歌・柳 壇 
                                             
 天才と言われる人も胃潰瘍                         
 記録塗り替え中のイチロー        (可児市) 重 司 

 なるやうになれと覚悟を決めし朝
 生きる力のしづかにぞ湧く       (愛西市)  二 男
             
 ことさらに自慢のできる人生で
 なかった中に妻との邂逅        (霧島市)  茂 樹

 逝きし妻小さな声で呼んでみる
 真青な空に綿雲ひとつ         (愛 知)  雅 文 

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<愛唱歌・画像 >  ❷ 「美しき天然」
         作詞・武島羽衣 作曲・田中穂積

  
                            
 『美しき天然』(うるわしきてんねん)は、1902年に作曲された日本の唱歌。当時の楽譜には「ワルツのテンポで」と記されており、日本初のワルツとして紹介されることが多い。『天然の美』とも題されている。

歌詞付きの唱歌だが、大正・昭和初期に数名でチンドン太鼓を鳴らして町を練り歩き宣伝を行った「チンドン屋」の定番曲として演奏されたことから、歌詞に比べてメロディが特に全国的に知名度が高い。

作曲者は、当時の日本海軍・佐世保鎮守府(長崎県)で軍楽長を務めていた田中 穂積(たなか ほづみ/1855-1904)。
作詞者は、滝廉太郎作曲『花(春のうららの隅田川)』の作詞で知られる詩人・武島 羽衣(たけしま はごろも/1872-1967)。『美しき天然』のために武島が新たに書き下ろした歌詞ではなく、田中穂積による作曲当時既に発表されていた既存の詩集から転用されたもの。

なお、作曲者の田中が武島の詩を採用するにあたってイメージしていたのは、田中が当時赴任していた長崎県佐世保市に広がるリアス式海岸の群島「九十九島(くじゅうくしま)」の風景だそうである。
 
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 170     ・ お気に入り川柳

             怪物は シン松坂に成れず散る    (稲 風)  
                 
             ファーストは 先ず日本語で都知事殿 (鯖 男)

             イラクには 蛍の光ロスタイム      (隆 志) 

             響きあう 歌の喜び余生あり      (遊 子)  
  

Posted by あおなみ遊子 at 08:39Comments(0)TrackBack(0)