2015年07月11日
遊子のGエイジコーラス -65ー
7/ 10(金) 練習会 18:00
・ 練習曲 1.コキリコ節 2.アムール河のさざ波 3.ローレライ 4.ジェリコの戦い
・「9月の合宿」について
9/25~26(金・土)に内定 → 平谷温泉
・練習会中止予定日 1 .7/17 2.8/14 3. 8/21
練習曲資料 18 「ローレライ」
・ ローレライは、ライン川中流域の右岸にそびえ立つ、高さ130メートルほどの巨岩の名前です。ライン川はここで急角度で湾曲するとともに、急に川幅が狭くなっています。この地形のせいで、ローレライの近くでは、こだまがよく聞こえます。
・ ローレライの古名ルーレライは「待ち岩」を意味し、これは、古いドイツ語で「こだまを岩(ライ Lei)のそばで待ち受ける(ルーレン lûren)」ことから来ていると言われます。lûrenはlauern(待ち受ける)の語源です。
・ ローレライの付近は流れが速く、水面下に多くの岩が潜んでいたため、かつては多くの船が事故を起こし、人命が失われました。そんなことから、ローレライの岩には水の精が棲んでいて、その歌声に魅せられて我を失った船人が舵を誤って沈没したという伝説が生まれました。現在は、幾度にも渡る工事により大型船が航行できるようになっています。
・ ただし、キャロル・ローズの『世界の妖精・妖怪事典』では、ローレライの伝説は、古くからある伝承ではなく、ロマン派の詩人C. ブレンターノの創作であるとされています。彼の譚詩『ローレ・ライ』は、次のようになっています。
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ローレライは見る者を虜にしないではおかない美女で、多くの男たちに言い寄られましたが、愛する人がいたため、すべ てはねつけました。しかし、何人もの名士たちを惑わせた魔女として宗教裁判にかけられ、有罪を宣告されてしまいます。
そのころ、恋人の裏切りに遭って絶望していた彼女は、火刑による死を願いました。しかし、裁判を司った司教さえも彼女 の美しさに心を奪われ、死なせるには忍びないと、火刑を免じて修道院へ送ることにしました。
護送の途中、彼女は、最後の思い出に、恋人がかつて住んでいた城を岩山から見たいと願い出て、許されると、隙を見て ライン川に身を投げました。護送に当たっていた3人の騎士たちは、どういうわけかその岩山から降りられなくなり、そのま まそこで朽ち果てました。
その後、水の精となった彼女は、美しい歌声で船人たちを誘惑し、次々と破滅へと導いたといいます。
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・ この物語自体はブレンターノの創作ですが、それ以前に伝承がなかったというのはどうでしょうか。古代ローマ・ゲルマニアの昔から、ライン川は西ヨーロッパの水運の中心であり、この岩の近くでこだまが聞こえ、多くの船が座礁・沈没していたことを考えると、基になった伝承が何かあったと考えるのが自然でしょう。ちなみに、ブレンターノが『ローレ・ライ』を発表したのは1801年のことです。
・ この伝承に基づき、何人もの詩人がこの題材を採り上げて発展させました。そのなかでもとりわけ有名なのが、ハイネの 詩『ローレライ』(1823年または1824年)です。これにF. ジルヒャーが曲をつけて以来、民謡のように広く親しまれてきまし た。
・ 日本でも、近藤朔風の訳詞(明治42年〈1909〉)で愛唱され、今日も合唱曲として歌い継がれています。
・ 1番の「なじか」は「なぜか」と同じ。「わびて」は「気落ちして、辛く思って」、「神怪しき」は「不可思議な、神秘的な」の意。
cf.「うた物語」 二木絋三
アーカイブ <名古屋ゴールデンエイジ・メールクワイヤー> 20年の歩み ④
1998. 1.11 ・ 名古屋聖霊病院新春訪問演奏 (昭和区)
6. 7 ・福祉施設「ミソノピア」訪問演奏 (愛知県瀬戸市)
8. 2 ・福祉施設「さくら荘」訪問演奏 (愛知県西春町)
9.12 ・第2回海外演奏 9/17まで (中国大連、北京、上海)
11.29 ・福祉施設「きぬうら」訪問演奏 (知多郡半田市)
12. 6 ・カトリック刈谷教会にて演奏 (刈谷市)
・お気に入り川柳
手術拒否 初めて打った大博打 (江戸川) 於せつ
自分史の 何から話そう80年 (周 南) 月 香
・ 遊子の脳トレ- エクササイズ
< 虫食い川柳 > ・・・原句をあてる、正解を得るのが主目的ではなく、ことばをいろいろ考える楽しみ。
原句は万全ではない。原句以上の良い句になる可能性も。
#105 この際は 断る方が□ いかも
#106 時効でも □ が許したわけでない
#107 せっかちで 話の□ を□ っている
#105 → 救 #106 → (次回) #107 → (次回 )
前回分 #103 → 作、笑 #104 → 堅
cf. 「川柳同人誌」
・ 練習曲 1.コキリコ節 2.アムール河のさざ波 3.ローレライ 4.ジェリコの戦い
・「9月の合宿」について
9/25~26(金・土)に内定 → 平谷温泉
・練習会中止予定日 1 .7/17 2.8/14 3. 8/21
練習曲資料 18 「ローレライ」
・ ローレライは、ライン川中流域の右岸にそびえ立つ、高さ130メートルほどの巨岩の名前です。ライン川はここで急角度で湾曲するとともに、急に川幅が狭くなっています。この地形のせいで、ローレライの近くでは、こだまがよく聞こえます。
・ ローレライの古名ルーレライは「待ち岩」を意味し、これは、古いドイツ語で「こだまを岩(ライ Lei)のそばで待ち受ける(ルーレン lûren)」ことから来ていると言われます。lûrenはlauern(待ち受ける)の語源です。
・ ローレライの付近は流れが速く、水面下に多くの岩が潜んでいたため、かつては多くの船が事故を起こし、人命が失われました。そんなことから、ローレライの岩には水の精が棲んでいて、その歌声に魅せられて我を失った船人が舵を誤って沈没したという伝説が生まれました。現在は、幾度にも渡る工事により大型船が航行できるようになっています。
・ ただし、キャロル・ローズの『世界の妖精・妖怪事典』では、ローレライの伝説は、古くからある伝承ではなく、ロマン派の詩人C. ブレンターノの創作であるとされています。彼の譚詩『ローレ・ライ』は、次のようになっています。
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ローレライは見る者を虜にしないではおかない美女で、多くの男たちに言い寄られましたが、愛する人がいたため、すべ てはねつけました。しかし、何人もの名士たちを惑わせた魔女として宗教裁判にかけられ、有罪を宣告されてしまいます。
そのころ、恋人の裏切りに遭って絶望していた彼女は、火刑による死を願いました。しかし、裁判を司った司教さえも彼女 の美しさに心を奪われ、死なせるには忍びないと、火刑を免じて修道院へ送ることにしました。
護送の途中、彼女は、最後の思い出に、恋人がかつて住んでいた城を岩山から見たいと願い出て、許されると、隙を見て ライン川に身を投げました。護送に当たっていた3人の騎士たちは、どういうわけかその岩山から降りられなくなり、そのま まそこで朽ち果てました。
その後、水の精となった彼女は、美しい歌声で船人たちを誘惑し、次々と破滅へと導いたといいます。
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・ この物語自体はブレンターノの創作ですが、それ以前に伝承がなかったというのはどうでしょうか。古代ローマ・ゲルマニアの昔から、ライン川は西ヨーロッパの水運の中心であり、この岩の近くでこだまが聞こえ、多くの船が座礁・沈没していたことを考えると、基になった伝承が何かあったと考えるのが自然でしょう。ちなみに、ブレンターノが『ローレ・ライ』を発表したのは1801年のことです。
・ この伝承に基づき、何人もの詩人がこの題材を採り上げて発展させました。そのなかでもとりわけ有名なのが、ハイネの 詩『ローレライ』(1823年または1824年)です。これにF. ジルヒャーが曲をつけて以来、民謡のように広く親しまれてきまし た。
・ 日本でも、近藤朔風の訳詞(明治42年〈1909〉)で愛唱され、今日も合唱曲として歌い継がれています。
・ 1番の「なじか」は「なぜか」と同じ。「わびて」は「気落ちして、辛く思って」、「神怪しき」は「不可思議な、神秘的な」の意。
cf.「うた物語」 二木絋三
アーカイブ <名古屋ゴールデンエイジ・メールクワイヤー> 20年の歩み ④
1998. 1.11 ・ 名古屋聖霊病院新春訪問演奏 (昭和区)
6. 7 ・福祉施設「ミソノピア」訪問演奏 (愛知県瀬戸市)
8. 2 ・福祉施設「さくら荘」訪問演奏 (愛知県西春町)
9.12 ・第2回海外演奏 9/17まで (中国大連、北京、上海)
11.29 ・福祉施設「きぬうら」訪問演奏 (知多郡半田市)
12. 6 ・カトリック刈谷教会にて演奏 (刈谷市)
・お気に入り川柳
手術拒否 初めて打った大博打 (江戸川) 於せつ
自分史の 何から話そう80年 (周 南) 月 香
・ 遊子の脳トレ- エクササイズ
< 虫食い川柳 > ・・・原句をあてる、正解を得るのが主目的ではなく、ことばをいろいろ考える楽しみ。
原句は万全ではない。原句以上の良い句になる可能性も。
#105 この際は 断る方が□ いかも
#106 時効でも □ が許したわけでない
#107 せっかちで 話の□ を□ っている
#105 → 救 #106 → (次回) #107 → (次回 )
前回分 #103 → 作、笑 #104 → 堅
cf. 「川柳同人誌」