2015年04月19日

遊子のGエイジコーラス vol.36

4/17(金) 練習会 18:00
練習曲 1.コキリコ節  2.斎太郎節(変奏曲) 3.時計台の鐘
                  
練習曲資料 10 「コキリコ節」
 ・ こきりこ節は日本で一番古い民謡です。こきりこは田楽から派生し、田踊りとして発展しました。田楽や田踊りは、五穀豊穣を祈り、百姓の労をねぎらうため、田楽法師と呼ばれる職業芸能人たちが田植えや稲刈りの間に行った踊りでした。

 ・ こきりこが世に知られるきっかけとなったのは、昭和5年に詩人の西条八十氏が五箇山を訪れたことでした。このとき、すでに五箇山でこきりこ節をうたう人はなく、伝承され続けてきた古謡がこのまま滅び去ってしまうのかと危惧されました。しかし、こきりこ節最後の伝承者山崎しいさんを探し出すことができ、伝承の糸を切らすことなく今日まで受け継がれてきました。

 ・ こきりこは、「筑子」、「小切子」とも書き、二本の竹で作った簡素な楽器の名前に由来していると言われます。これを手首を回転させながら打ち鳴らすと、軽やかな音を出します。また、竹の板を束ねて半円に構えて波打たせて鳴らす「ささら」の不思議な響きも耳に残ります。鍬金(農耕用の鍬を打楽器として打ち鳴らすもの)や太鼓も田楽のころから変わらずこきりこ節の伴奏を奏でています。こきりこ節の特徴的なお囃子「デデレコデン」は、太鼓の音を表したものとされています。
   解説 「こきりこ節(富山)  .
 富山県五箇山地方平村上梨の民謡。現在、全国殆どの中学校生徒の必須教材になっている。歌詞は、現地では十四節挙げられており、囃子は各節二句の後に唄われる。但し、第三節のみ四句の後に唄われる(下記歌詞参照)
・ この民謡は「二十四輩巡拝図絵」や「越の下草」などの文献に明記されている点で、来歴由緒が極めてはっきりしている。伴奏は、笛、太鼓のほか、鍬金と筑子(こきりこ)である。筑子とは歌詞にある通り、23,3センチの乾燥した細竹で、これを打ってカスタネットかミハルスのような音を発して拍子をとる。この竹がこれ以上長いと、狩衣などの長い袖に引っかかって「かなかい(邪魔)」だと唄う。平家衆が、都での優雅な生活を思い起こし、烏帽子や狩衣などの衣装をつけて、ビンササラという堅い木片を綴じた楽器や、筑子を打ち鳴らして唄ったり踊ったりして時を忘れていた様がうかがえる。

隣村の利賀村の「こっきりこ」の歌詞には、
”こっきりこの竹は七寸三分
 長いは袖の邪魔になる”
とあるのと比較対照すると面白い。

第四節の「泣く子をいこせ(いくせ)」は、
「泣いている赤ん坊はわたしによこして、踊り場に出掛けなさい」と、若い嫁をいたわる姑の言葉である。

第三節のひよどりは、日陰で鳴く習性があり、太陽の移動で山の陰影が変化するので鳴き声の場所位置によって時刻が知れる。朝、露の乾かぬうちに牧草を刈れと促しているという、科学と直感がマッチした素晴らしい歌詞である。

1筑子の竹は 七寸五分じゃ 長いは袖の かなかいじゃ *「窓のサンサも デデレコデン 晴れのサンサも デデレコデン」
2 踊りたか踊れ 泣く子をいこせ ササラは窓の 元にある  *「  」  
3 向かいの山に 鳴くひよどりは 鳴いては下がり 鳴いては上がり  ××
4 朝草刈りの 目をばさます 朝草刈りの 目をさます  *「  」
5 向かいの山を 担ごとすれば 荷縄が切れて 担がれぬ  *「  」
6 月見て唄う 放下の筑子 竹の夜声の 澄み渡る *「  」
7 娘十七八ゃ 大唐の藁じゃ 打たねど腰が しなやかな *「  」
8 思いと恋と 笹船に乗せりゃ 思いは沈む 恋は浮く *「  」
9 いろはの文字に 心がとけて この身をせこに 任せつれ *「  」        cf..「日本民謡HP」

4/15(水) ・スポーツジム  15:00  「ストレッチ30」 
4/17(金)  ・スポーツジム  11:30  「アクアビクス45」

* 遊子の脳トレ- エクササイズ
 虫食い川柳 
      #34 □ を見ない これが私の返事です
      #35 □ ばれた 人と思えぬ金バッジ
      #36 顔見せた だけで沸かせる三□ □      「新葉館出版」より


                 #34 → 顔   #35 → (次回)  #36 → (次回 )
                 前回分       #32 → 丸     #33 → 料理  

Posted by あおなみ遊子 at 23:36Comments(0)TrackBack(0)